2011/11/01

オランダが生んだ世界屈指のパズルデザイナー


12歳の頃からパズルの創作を始め、量産・自作を問わず、今やたくさんの作品を世に送り出している人物がいます。
パズル界ではおなじみ、オランダ在住のOskar van Deventerさん。

現在では、twisty puzzle(ルービック・キューブを源流とするパズル類)の新案を開発する活動で目立っていますが、それまでも世界のパズルデザインの流れの中で、彼は大きな影響を与えてきました。

多種多様なメイズ機構を生み出したり、3Dプリンターを積極的に利用したり、Youtubeによる解説を相次いで公開したり、らせん面による造形の可能性を広げたり……思いつくだけでも数多くあります。

その活躍が多くの人に知られることとなった発端の一つと言えるのが、マッチ箱を組み上げる「Matchbox Puzzle」という作品。
日本では、故・芦ヶ原伸之さんが「Quark」の連載記事(のちに『芦ヶ原伸之の究極のパズル』として書籍化)で取り上げ、愛好家でも話題になりました。その当時、彼は17歳。それは驚きをもって迎えられたのだろうと想像できますね。

そして、その記事が掲載された1984年、ハナヤマさんからキャストパズル「OSKAR」がリリースされ、その快進撃は現在に至るまで続いているのです。

最後に紹介するのは、彼自身のウェブサイト。
ここには、最近までの作品紹介のほか、ブラウザで遊べるウェブページ、メディアに掲載された情報など、これまでの軌跡が詳しく公開されています。
ちなみに、サイトデザインは奥様によるものだそうで、今後の展開も見逃せませんね。

puzzles by oskar van deventer
http://oskarvandeventer.nl/

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