2011/11/19

アルファベットの浮かぶ光景


雑然とした部屋、日用品の並ぶ風景、誰かの日常を切り取る一幕。しかし、どれもなんだか不自然な、違和感のある配列。

「Alphabets」と名づけられた一連の写真は、ニューヨーク在住の写真家、Bela Borsodiさんが撮影したものです。

そのすべては、並べられた日用品の稜線によって、画面上にアルファベットが見えてくるというもの。それぞれの画像を拡大して見ると、くっきり文字が浮かび上がる配置の工夫もわかりますよ。

さらに、風景の中に自然と潜ませた「H」のような隠し絵がある一方、「P」や「T」のように、書体としてのアルファベットをきっちり描く構成もあって、他の文字も見てみたいですね。

そういうことで、配列ばかりに気を取られてしまいますが、写真として文字を成立させるには、撮影する側の位置どりも大切。
少しズレた位置から見ると、途端に形が崩れ始めるわけですから、そういう苦労もあるんだろうなと感じました。

ところで、本ブログも今回で100個目の話題。
記念すべき回に、よりによってパズルの周辺部みたいな話題になってしまいましたが、こんな調子で今後も続けられたらいいなと思います。

Alphabets
http://www.belaborsodi.com/portfolio/editorial/alphabets

(via Design Works)

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