2011/11/06

パズルを解くためのツールたち


あらゆるフリーソフトを、誰もが簡単に入手できる現代。それはパズルの世界も同じようで、単純なものなら簡単に解いてくれるようなのです。

どうしても答えが知りたいと思うことはあるもので、それはパズルも同じ。そんなパズルの答えを探索するソフトが色んなところで出現しています。

ここ数年で話題になっているのは、ドイツのAndreas Röverさんが手がける「BurrTools」というツール。
平面的から立体まで、ものによってはピースの組み外しまで調べてくれるようで、怖いくらいに便利なものです。このソフトを利用した組木の発表も勢いよく増えていて、留まるところを知りません。

この手のプログラムでは、アメリカのBill Cutlerさんが有名です。
早くから解析用のプログラムを作っていたようで、定評ある組木を発表しています。現在、2種類のソフト(有料)は配布を停止しているようですね。

ちなみに、箱詰めパズルの方法については、こちらの記事に面白いことが書いてありました。

AAAS: Design of Mechanical Puzzles
http://arstechnica.com/science/news/2008/02/aaas-design-of-mechanical-puzzles.ars

どうやら、ランダムにピースを入れ、そこで揺さぶってみることで答えを探していく手法だそうですが、あまり詳しいことはわかりません。しかし、解析の対象が四角いものに限らないというのは、面白い変化ですね。

これまで、組木類の解析ソフトを見ましたが、「15パズル」のようなスライディング・ブロック・パズルについても、やはり検索プログラムがあるとのこと。
例えば、日本の谷口さんがフリーで公開されている、こちらのツール。

スライドパズル万能解答
http://homepage2.nifty.com/yuki-tani/#puzzle

こういった動きは海外にも。例えば、スイスのSoft Qui Peutさんは、こちらのツールをフリーで公開しています。

SBPSolver
http://www.culand.ch/dev/SBPSolver.htm

さらに驚いたのは、ダウンロードしないで、ブラウザ上で検索できるというもの。あまり大きなものを調べると重くなりますよ。

Sliding Block Puzzle Solver
http://analogbit.com/software/puzzletools/

こうやって見ていくと、パズルの解析ツールは意外と見つかるものですね。はたして、日本でも総合的な解析ソフトは出てくるのでしょうか。

まだまだ国内では動きの見えない、この分野。これが進めば進むほど、ますますパズルの質が問われることになりそうです。

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