2012/09/28

地と図で表現する書体


アメリカはバルチモアのデザイン・スタジオ、Post Typographyさんによる実験的なフォント2種。どちらも、気付けば文字が見えてくる。

Negative Font
http://www.posttypography.com/type-lettering/negative...

Conjoined Font
http://www.posttypography.com/type-lettering/conjoined...

ちょっとパズル的で、前者は「Imbroglio Calendar」に通じるデザイン。
ついでに、単体でトリックアートっぽい「Daily Drop Cap」などもありますよ。

この手のフォントをどこで利用するかは考えどころだけど、こういうデザインばっかり集めてみても楽しそう。

(via Post Typography)

2012/09/27

event memo - 120927

■えどがわ、アートな日和
江戸川区ゆかりのある浮世絵から現代アーティスト、同区内のアートスポットなどを紹介。体験型オブジェ『江戸川百目きのこ』やトリックアート、抽象絵画のワークショップなどのイベントも開催する。
http://www.shinozaki-bunkaplaza.com/gallery/

-12/16(日)
@ しのざき文化プラザ (東京都江戸川区)
http://www.shinozaki-bunkaplaza.com

(via ARTRICKS)

2012/09/26

pickup - 120926

■The Pentobook [design] (by Yavuz Demirhan)
http://puzzlewillbeplayed.com/100707/ThePentobook/

(via ちょいとパズルでも)

■sebastian bergne: wall saver money box [article] (by rodrigo)
http://www.designboom.com/weblog/cat/8/view/...

■spationary by jeongmi lee [article] (by lara)
http://www.designboom.com/weblog/cat/8/view/...

(via designboom)

2012/09/25

ユニット式の照明飾り | Rhombus System


ベルリンで活動中のTHE FUNDAMENTAL GROUPさんは、建築デザインの立場からプロダクトを作り出しています。
そこに、ちょっとパズル的な香りのアイデアが。

Rhombus System
http://www.thefundamentalshop.com/product/rhombus-system

吊り下げ照明の天井との接続部分を飾るもの。だそうですが、パーツを見ると規則的なユニットで構成されているような気も。
いわゆるピラミッド・パズルとか、多面体模型につながりそうな雰囲気です。

(via monogocoro)

2012/09/24

event memo - 120924

■妙技!オートマタ(からくり人形)展
産業革命の影響を受け、めまぐるしく移り変わる時代に誕生したオートマタ。貴重なアンティーク約25体を実際に動かして紹介。来年5月の閉館を前に、最後のオートマタ展を開催する。
http://www.musemuse.jp/Musemuse_Exhibition...

–11/10(土)
@ オルゴールの小さな博物館 (東京都文京区)
http://www.musemuse.jp/

(via artscape)

2012/09/23

ユーモアあふれる空間作品


昨年に日本で初めての個展を開催した、デンマークのJeppe Heinさん。
作品はインスタレーションが多いようで、気の利いた仕掛けが面白いです。

Jeppe Hein – Works
http://www.jeppehein.net/pages/works.php

コンセプチュアルすぎて難解なものより、すっきりと理解できるものが多いんですが、パズル好きには「Invisible Labyrinth」とか「Distance」あたりが良いかも。詳しい解説は金沢21世紀美術館紹介ページをどうぞ。

個人的には鏡を利用した作品群が気になるんですけど、次はいつ来日してくれるのか、そこのところも楽しみ。

(via i like this art)

2012/09/22

パズルデザインの祭典? | 2012 Puzzle Design Competition


2001年から毎年開催されている、パズルのデザインコンペ。世間一般のデザインコンペとは毛色が違うけれども、類を見ないイベントであることは確か。
今年の受賞は8月に発表されてますが、日本人も活躍しているようですよ。

Nob Yoshigahara Puzzle Design Competition
http://www.puzzleworld.org/designcompetition/

受賞作品だけではなくて、全エントリーの写真とデザイナー名も公開中。
ただし、データは文字と1枚の写真だけなので、どこら辺が面白いのか不明なものも多数。

そのうち解答集も公開されるようで、ネタバレの観点から鑑賞するのもアリ?
しかし、やっぱり普通に遊んでみたいなぁ。

2012/09/21

pickup - 120921

■くみき ワッショイ1 [design] (by Cubeバロン)
http://hccweb6.bai.ne.jp/~hfl35501/kumiki-wassyoi1.html

(via ハピネスキューブの世界)

■gradient mashrabiya [design] (by mischer'traxler)
http://mischertraxler.com/projects_gradient_mashrabiya.html

(via designboom)

■Success 2 - Its' Nuts! [article] (by Scott Elliott)
http://mysd300.blogspot.com/2012/09/success-2-its-nuts.html

(via My SD300 3D Printer)

2012/09/20

つながりを絶って時刻を読む | Junction


当ブログではおなじみ、面白い時計のコンセプト提案をしているTokyoflash Japanさん。ドイツのSamさん作の腕時計は、一風かわった表示方式で時刻を知らせてくれます。

Junction
http://www.tokyoflash.com/blog/2012/04/junction...

単純明快なルールで、図案としても非常にクール。こういう暗号解読的な時計は、なにしろ時刻を読むのが大変なんですが、いつでも明確に時刻が見えることで実用性もある程度は確保されました。

これ、地図好きにも喜ばれそうですけど、実験的に製品化したりしません?

(via Tokyoflash Japan blog)

2012/09/19

event memo - 120919

■ブラティスラヴァ世界絵本原画展 ― 広がる絵本のかたち
スロヴァキア共和国の首都で開催されてきた絵本原画コンクール。その受賞作品や日本人作家の出品作、同国のイラストなどを幅広く紹介。特別展示では、日本の仕掛け絵本を「うごく」「かわる」「とびだす」のキーワードで考える。
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2012/0908/0908.html

-10/21(日)
@ 千葉市美術館 (千葉県)
http://www.ccma-net.jp/

(via artscape)

2012/09/18

幻夢15をめぐる動き


かつて日本で発売された「幻夢15」という名のパズル。すでにメーカーは倒産、どうやら発売当時も少量で消えてしまった珍品なのだとか。
その熱心な解説が、Puzzle Museumさんの記事にありました。海外のコレクターにとっても垂涎の一品だそうな。

Game Jugo Flower Puzzle
http://puzzlemuseum.com/month/picm11/2011-11-jugo%20flower.htm

面白いのは、最近になって関連品が登場していること。
金属製の私家版?がPuzzling Timesさんで話題になっていたり、有名なパズルデザイナーのOskar van Deventerさんが似た機構の新作を発表したり。

果たして国内では無反応かと思っていたら、ずっと前に葉樹林さんの日記で話題になっていました。
さすが、どこもコレクターさんは熱心ですね。

(via Oskar Puzzles)

2012/09/17

イリュージョン図案の立体化


フランスで活動中の彫刻家、Francis Tabaryさんが平面的なトリックを立体化しています。不可能物体どころか、逆さ絵の一種アンビグラムも手がけてますよ。

Magic Art & Sculpture
http://francistabary.com/

不可能物体の立体化といえば、近年は杉原厚吉さんの立体イリュージョンが有名。もうちょっと前の人だと、ペンローズの三角形を立体化した、画家のOscar Reutersvärdさんかな。

ところで、Francisさんは以前マジシャンとしても活動していたとのこと。なるほど、分野が近いわけですね。

(via Mighty Optical Illusions)

2012/09/16

pickup - 120916

■無重力パズル1 [design] (by Hiroshi Yamamoto)
http://wonderpieces.main.jp/shop/shop.html

(via ワンダーピーシズ)

■Exploding Ball 5cm [design] (by George Bell)
http://www.shapeways.com/model/113323/

(via Poly Puzzles)

■Pulse [design] (by Jon Mc Taggart & Christian Ferrara)
http://cargocollective.com/Pulse

(via monogocoro)

■Magic Lasso Rope Wine Bottle Holder Floating Illusion Rack Stand [design] (by MBLASS)
www.amazon.com/dp/B005DKQQ46/

(via LikeCOOL)

2012/09/15

event memo - 120915

■おもちゃ・遊びワールド
ペッタ、ソフビ人形、抱き人形、ファミコンソフト、野球盤など、個人の提供品や資料・館蔵品を合わせた650点の遊び道具が登場。科学雑誌の付録、お菓子の景品、銀玉鉄砲などを紹介する。
http://www.kanazawa-museum.jp/minzoku/kikaku/

-12/2(日)
@ 金沢くらしの博物館 (石川県)
http://www.kanazawa-museum.jp/

2012/09/14

薄く折りたためるイス | Folditure


アメリカはニュージャージー州のFolditureが制作する、ペシャンコに折りたためる家具。といっても、まだイスとテーブルしかないみたいですよ。
でも、その折りたたまれ具合が想像以上でした。

Chairs
http://www.folditure.com/chairs.htm

えっ、そんなに薄くて大丈夫?ってくらいの厚み。さらにメカっぽい感じが、なんとなく心理的な強度を高めていたりして。

(via monogocoro)

2012/09/13

パズルの展示室が石川にオープン | JAISTギャラリー


パズル・ミュージアムというと、近年ではアメリカのLilly Libraryとか、古いところでは島根県にパズル館ウッドパークがあるらしい。
で、石川県の北陸先端大に「世界有数のパズルコレクションを展示」するという「JAISTギャラリー」がオープンするのだとか。お披露目は今月末のイベントで。

JAISTフェスティバル2012
http://www.jaist.ac.jp/festival2012/

たしかに、関係者のサイトにある[2011/10/01]には、パズル作家・コレクターとして名を馳せた、故・芦ヶ原伸之さんの名前も。
その巨大なコレクションが移されたとなると、今後の動向が楽しみですね。

(via 北陸先端科学技術大学院大学)

2012/09/12

event memo - 120912

■江戸の判じ絵 ~再び これを判じてごろうじろ~
判じ絵とは、言葉を絵に置き換えた「目で見るなぞなぞ」のこと。前回の展示にはなかった作品も登場する予定で、江戸の庶民が挑戦していた遊びを紹介する。
http://www.jti.co.jp/Culture/museum/exhibition/2012/1209sep/

9/15(土)-11/4(日)
@ たばこと塩の博物館 (東京都渋谷区)
http://www.jti.co.jp/Culture/museum/

(via artscape)

2012/09/11

pickup - 120911

■[コ]の牢獄に溺れていたい……RUNAWAY [article] (by あべみのる)
http://park.geocities.yahoo.co.jp/gl/minopazzu/view/20120907

(via みのるパズル&なう工房‥下北のAEIOU)

■Hex-Stair [design] (by Derek Bosch)
http://puzzlewillbeplayed.com/Triangular/HexStair/

(via ちょいとパズルでも)

■"SOMA's Revenge" - Interlocking Puzzle Cube [design] (by Steve Winter)
http://www.shapeways.com/model/625433/

(via 折り紙とパズルと多面体のページ)

■Hyperboloid Burr [design] (by Oskar van Deventer)
http://www.shapeways.com/model/486091/

(via Oskar Puzzles)

2012/09/10

五輪の不可能カード


イギリスのコレクターさんが運営している、ウェブ上のパズルミュージアム。
6月からオリンピックに関係した作品を紹介していますが、今月は驚きのカードが登場しました。

Impossible Olympic Rings on a Playing Card
http://www.puzzlemuseum.com/month/picm12/...

まさに不可能なくらい絡み合うリングは、1枚のカードから手で切り出したものだとか。これを実際に作ったのもスゴイけど、この形を生み出した思考にも拍手。

(via The Puzzle Museum)

2012/09/09

イスとテーブルを組み込める書棚 | As if from nowhere


まさにタイトルどおりのプロダクト。
直線的なイスとテーブルが、ぴったり書棚の仕切りに収まります。作者はアイルランドのデザイナー、Orla Reynoldsさん。

As if from nowhere
http://www.orlareynolds.com/furniture_AsIfFromNowhere.asp

どこかブロックっぽさを感じさせる、機能と色彩です。
白い書棚は何個かに分離できるみたいで、ちょっと何か手を加えたら遊べそう。というのは、少し考え過ぎかな。

(via Design Milk)

2012/09/08

event memo - 120908

■オプ・アート展
伸縮・流動して見えたり、図と地が反転したりする、幾何学的な図形。その代表的な作家6名が描いた、約80点の抽象作品を紹介する。
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.jp/hk-obimu/index1.html

-11/7(水)
@ 北海道立帯広美術館 (北海道帯広市)
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.jp/hk-obimu/

(via artscape)

2012/09/07

pickup - 120907

■デジタルファブリケーション [design] (by Team Geo forming)
http://geoforming.tumblr.com/

(via mifdesign_antenna)

■Triade [design] (by Andreas Röver)
http://www.andreas-roever.de/puzzles.html

(via andreas-roever.de)

■Total Eclipse [design] (by Oskar van Deventer)
http://www.shapeways.com/model/678598/

(via Oskar Puzzles)

■Dry [design] (By The Lepolas)
http://www.keepcalmgallery.com/tea_towels/ttdry-dry.htm

(via Better Living Through Design)

2012/09/06

引っ掛けて組んでいこう | Pepastar


薄いパーツを互いに引っ掛けて組んでいく、造形おもちゃ。
ドイツの出版社rotopolpress社がリリースしているんですが、結構いろんな立体物が作れます。紙だから折るのもアリ。

Pepastar
http://www.pepastar.net/en

ツノの数が3~6と異なる、4種類の専用パーツがあって、それを大小のセットにして販売しています。
カラーリングも豊富で、雰囲気が良いな。

2012/09/05

平面充填のコースター | Zesch


ずっとスキマなく敷き詰めていけるコースター。
それって、真四角だったら当たり前では?という方に、こんな形をどうぞ。

Zesch
http://michielcornelissen.com/Zesch_interlocking...

ベルギーはアントワープのMichiel Cornelissenさんによるもので、14枚入りで69.5ドル。レーザーカットした竹材を使用しているとのことです。
黙々と並べていくのも楽しいけれど、そのうち立体的に組んでみたくなりそう。

(via Design Milk)

2012/09/04

pickup - 120904

■ピュクオス [web] (by Hiroshi)
http://wonderpieces.main.jp/pcpuz/puxos/puxos.html

(via ワンダーピーシズ)

■Switched Maze [design] (by Oskar van Deventer)
http://www.shapeways.com/model/504723/

(via Oskar Puzzles)

■Yoshimoto Boxes [article] (by Scott Elliott)
http://mysd300.blogspot.com/2012/08/yoshimoto-boxes.html

(via My SD300 3D Printer)

2012/09/03

ちょっと考えないと組めないイス | Asterisk


カナダはバンクーバーのデザイナー、Christina Sicoliさんのイスが面白いことになってます。パズル的要素もしっかり。リンク先で試作品も見れますよ。

Asterisk
http://www.christinasicoli.com/Asterisk

ポップな色使いで楽しそう。厚めのピースは強度のためでしょうけど、そこがまたキュートですね。一枚板から効率よくパーツ取りできるのも、素晴らしい。

(via Design Milk)

2012/09/02

event memo - 120902

■ユーモアのすすめ 福田繁雄大回顧展
グラフィックデザイナー・福田繁雄(1932-2009)の大規模な回顧展。210点のポスター作品、約100点の立体作品に加え、初期の貴重なアイデアスケッチなどを展示する。
http://www.ima.or.jp/ja/exhibition/temporary/details...

9/11(火)-11/11(日)
@ 岩手県立美術館 (岩手県盛岡市)
http://www.ima.or.jp/

(via artscape)

2012/09/01

すっかり消えてしまう本


昔のスパイ映画に出てくる、再生後に自動で消滅するテープレコーダー。
その向こうを張ったのか、開封した先から文字の消える書籍が登場しました。消滅の期限は2~4ヶ月。

the book that can't wait is printed in disappearing ink
http://www.designboom.com/weblog/cat/8/view/22070/the-book...

アルゼンチンの出版社eterna cadenciaが、ブエノスアイレスの制作会社draftFCBとコラボしたもので、その内容はアンソロジーだとか。もっと面白い仕掛けを込めて、日本語でも実現できないかしら。

(via designboom)

再開のお知らせ

ひと月ほどの夏休みをいただきました。

羽を伸ばし過ぎたせいか、だいぶ頭の中も軽くなったようです。
その変化を受け、当ブログも以前より軽めに更新していこうと思います。
内容よりも、構成の面で。

それでは、どうぞ今後とも、よろしくお付き合いくださいませ!