素朴な感じの渦巻き模様。ところどころ太さが変わっていたりして、年輪のような印象も受けますが、全体では名画として知られるポートレートになっているのです。
これは、筆記具メーカーのFaber Castellによる広告で、描いているのはシンガポールのChan Hwee Chongさん。中心から順に仕上がるプロセスを見ていると、なんだかワクワクしてきます。
Faber Castell - Girl with a Pearl Earring / Self Portrait / Mona Lisa
http://www.behance.net/gallery/Faber-Castell/2267302
このように一定のパターンに仕込む隠し絵は、錯視やイリュージョンを扱う書籍によく登場します。
日本では、油谷勝海さんの「隠れたMM」とか、ちょっと変わったところではThomas Bayrleによる「月光の曲譜に浮かぶベートーベン」という作品もありました。
ところで、この手法は編み物の世界でも楽しまれているようで、illusion knittingと呼ばれているとか。
偶然にも、渦巻きで描かれていたものと同じ名画を（二点も！）編んでいる例を見かけました。まさに似たものどうしですね。
Craft Wisely - The Art of Illusion Knitting
http://craftwisely.blogspot.com/2010/10/art-of-illusion-knitting.html
(via mifdesign_antenna, MISDIRECTION)
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