引っかけなければ正体不明のままの器具 | sprinkle

壁に取り付いた、金属製でスカスカの黒い物体。これが器具だと言われなければ、ちょっとわからない姿をしています。

富山県のNaft Designさんがリリースされている「sprinkle」は、壁に取り付けるタイプのフック。そう、何かを引っかけて使う、あのフックです。

使っていないときには、造形作品のような顔をしてそこにある、という面白い仕様。肝心の掛ける部分は幅広で、和室の鴨居の上あたりにぶら下がっている、額受けみたいな印象もあります。

で、どこかパズルっぽいのかというと、それは、その佇まい。
どうにも使い道のわからん感じが、パズルの世界で言う「ワッツイット」（wotsit）に通じる気がするのです。
そういえば、ワッツイットについては最近、パズラボさんが発行している『パズラボ帖5』に記事がありました。

見ても用途は不明なのに、いざ使って見せれば、なるほど！とわかる。
そんな素朴なビックリ感は、意外と日々の暮らしに織り込まれているなと思えてきました。

Sprinkle Wall Hook
http://naft-design.com/products/ploductspage/sprinkle.html

(via Better Living Through Design)