2011/12/21

パズル好きのさまざまな集い


類は友を呼び、愛好家は集う。
同じ楽しみを持つ者どうしが集まって、初めて気づく別の楽しみ。

どの世界でも愛好家の集まりはあるもので、それはパズルも然り。
でも、諸学校のサークルなどを挙げるとキリがないので、一定以上の規模の集まりを探してみました。まずは方々で名前を目にする、こちらの団体さん。

パズル懇話会
http://pzkn.seesaa.net/

入会案内によれば「数理パズルの愛好者たちの集まり」だそうで、結成は1975年。数理パズルの研究発表だけでなく、パズルの文献やおもちゃの情報も出るのだとか。
来年の初めには、「パズる会2012」というイベントも開催されるそうですよ。

このような全国に開かれた団体がある一方、ある地域に根ざしているのが、こちらの団体さん。

関西ぱずる会
http://marine.sci.hyogo-u.ac.jp/~hammer/kanpa/

「ぱずる」の表記が新鮮ですね。入会案内によると「パズルを愛する皆様の研究発表と情報交換の場」を目指すとのことで、結成は1980年。先に紹介した「パズル懇話会」の5年後です。

もちろん、パズルの組織は海外にもあります。例えば、海外のウェブサイトで話題になることの多い、オランダの団体さん。

Nederlandse Kubus Club
http://cff.helm.lu/

こちらも伝統のある集まりで、結成は1981年。ということは、「関西ぱずる会」の翌年ですね。

ちなみに、当ブログのpickup - 111108で取り上げたイベント「Dutch Cube Day 2011」は、こちらの主催。毎年発行される通称「CFF」という機関紙「Cubism for Fun」も、話題が豊富で面白そうですよ。

この調子で世界中のサークルを数えていくと日が暮れるので、一気に世界規模のコンベンションをご紹介。

International Puzzle Party
http://puzzleparty.org/

通には名の知れた、いわゆる「IPP」という組織。
1978年から、ほぼ年ごとに世界各地で開催されているとありますが、上のサイトでも注意されているとおり、個人的に招待されないと参加できない様子。情報の出入りも守られているのです。

ところが、キューブパズル工房さんの記事によると、2010年は日本での開催。それが、こちらのイベントです。

国際パズル会議
http://www.karakuri.gr.jp/hiromerukai/2010fes/festatop.html

すでに終了していますが、とても盛り上がったことは想像できますね。また同じようなイベントが開催される日は来るのでしょうか。

ところで、ここまではパズルに特化した集まりばかり。もう少しだけ間口を広げた、一日限りのイベントが、ロンドンで開催されたそうなのです。

Playful 2011
http://www.thisisplayful.com/

ゲームと遊び全般に関係する話題として、アートやデザイン、建築や哲学など、諸分野の18人が講演。
学際というか、メディアアートというか、面白そうなことをひとまとめにした感じです。当日の様子は公式Flickrで見ることができますよ。

面白いことを目指して、そのことだけを目的にして、各地に集まる人々。
たとえ国は違っていても、面白いことに対する反応は似たようなものなのです。

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