2012/04/27

日常物が生み出す影の景色


立体物が落とす、平面的な影。
ここにも面白い作品を発表した方がいます。

影を利用した造形については、これまでも何度か取り上げているんですが、なぜか話題が尽きません。同じ手法でも、微妙に凝っているところが違っていたりして、それぞれが魅力的。

なんて、素人の前口上が長くなってもアレなので、さっそく本題に。

アゼルバイジャンで活動している、Rashad Alakbarovさんの展示が、まさに影で見せる作品ばかり。ご本人のFacebookで写真が見れますよ。

Rashad Alakbarov
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.118588208159458.15675.118587544826191&type=3

風景・文字・ドローイング風とバリエーションも豊か。生活に根ざした物体を使っていて、配置している点数も少なめ。全体的にさっぱりしていますね。
でも、パイプによる文字の二面性で笑わせてくれたり、ペットボトルの半透明さを生かしていたりして、ちょっぴり驚きの要素もあるのです。

素材の透明感を生かしたものとしては、こんな作品も。

Rashad Alakbarov Paints with Shadows and Light
http://www.thisiscolossal.com/2012/01/rashad-alakbarov-paints-with-shadows-and-lights/

まさに、アイデアの勝利。光源に細工しなくたって、カラーにできるんですね。
紙飛行機と海岸を切り離しても良し、空と陸を連続させて一つの景色としても良し、この提示の仕方が痛快です。

さすがに実際の展示会には行けそうもないけど、もっと他の作品も見てみたいなぁ。

(via Mighty Optical Illusions)

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