2012/04/16

古典パズルと中国の関係


その昔、パズルが中国に渡って何が変化したのか。
歴史的にも興味ある話題。

アメリカはカリフォルニア州のバークレーで、中国にまつわる古典的なパズルの保存と調査が行われているそうです。
運営の主体はパズルの熱心なコレクターという、Wei Zhangさん・Peter Rasmussenさんのお二人。

Classical Chinese Puzzle
http://chinesepuzzles.org/

タングラムや九連環を手始めに、スライディングブロックパズルや組木など、どれもパズルのスタンダードばかり。関連する展示会やイベントの情報なども充実していますね。
紹介ページによると、1997年に古い中国のパズル本を発見したことが発端となって、現在の活動を展開しているとのこと。

各種のパズルについては、さまざまな素材による作例が示されていて、写真もキレイ。なかには象牙で作られた立派な細工もあったりして驚かされますが、その背景については別にページが用意されていますよ。

Puzzles for Export
http://chinesepuzzles.org/puzzles-for-export/

まぁ、パズル自体の歴史的な裏付けについては、いろいろ議論がありそうですけれども、とりあえず中国独自のアレンジ手法を知る、というスタンスで眺めると興味深い情報かと。

ちなみに、先のお二人は『Chinese Puzzles: Games for the Hands and Mind』というフルカラーの図録的な冊子を出版されていて、Amazon.comなどで取り扱いがあるのだとか(日本での入手可能性は?)。

どうも近年、パズルの世界で中国が話題になると著作権関連のことに行き着くので、こういう話題は新鮮と言えば新鮮。
パズル通なら、どの国においてもバランスよく知っておきたいところです。

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