2012/04/22

ロシア発の新しい「ハノイの塔」


スタイルが固定化されがちな、スタンダード。
そこにこそ、新しいアイデアが眠っているのです。

パズルの世界では古典的すぎるほど有名な、ハノイの塔。
ちょっと検索してみると、出てくるのは同じような体裁ばかり。いわば、見栄えの変わらないパズルの代表格なのですね。

いろいろ調べてみると、スライディングの体裁にした「Junk's Hanoi」など、同じ原理でリメイクしたものもありますが、全体から見ると非常に少数派。まして、商品化されるケースは少ないはず。

そんな中、ロシアのRosKreativ社が面白いアレンジをリリースしています。まずは、端正なデザインが特徴的な一品から。

Клипсы Руденко
http://www.roscreative.ru/index.php?option=com_content&view=article&id=20&Itemid=22

タイトルを英訳したら「Clips Rudenko」とのこと。
ちょうど、クリップがぶら下がっている体裁で、これが円盤の上下関係を機械的に実現。絵柄ちがいに時計塔バージョンもあるみたいです。

で、この方式を少しキャラクター化させると、どうなるのか。ロシア発の入れ子キャラと言ったら、やっぱりこれ。

Матрёшка Руденко
http://www.roscreative.ru/index.php?option=com_content&view=article&id=19&Itemid=24

う~ん、わかりやすい。けど、かわいい。
さらにコマは全部で6つあるから、たぶんパズルとしてはハードなんですよね。この見た目と中身のギャップも狙いなのかな。

ちなみに、このメーカーさんは、スライディングや入れ替えパズルが主力商品のよう。この分野はデザイン如何で面白くも退屈にもなるので、そのうち傑作が登場するのかも。

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