イスを重ねていけば、体積が増えるのは当たり前。
ところが、そうは思えないイスがあるのです。
フランスの
Paul Menandさんによる「Chaise triplette」は、スタッキング可能な三脚のイス。非常にスタンダードな形状でありながら、重ねた後の姿が不思議なことになっています。まずは最初のバージョンから。
Triplette 1
http://paulmenand.fr/index.php?/projets/emliensem/
制作は2009年。巧妙なカッティングが施されているために、同じイスどうしが次々と吸い込まれていくような印象を与えます。体積は変わらず、個数だけが減っていくように見えてしまう、ちょっと面白い演出。
そして2011年、別のバージョンが登場しましたよ。
Triplette 2
http://paulmenand.fr/index.php?/projets/emtriplette-2em/
こちらは斜めに差し込んでいくような感じですが、基本コンセプトは同じ。でも、あまり詳しいメカニズムがわからないので、現物を見てみたいところ。
そういえばパズル方面でも、絵柄やピースの一部を入れ替えたりして、個数や面積の増減トリックを楽しむ「消滅パズル」という分野がありますね。
立体的に実現したものというと、Oskar van Deventerの「
Split Cube」を思い出しましたが、こちらの発表は1987年。
あれから後に、似たようなコンセプトの作品はあったのかしら。
(via
カミノデザイン)
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