2012/01/05

部品にもなるキューブたち


自由に組んで外せる、立方体のブロックたち。
材料として活用したら、さらに遊びの枠が広がります。

把握しやすいからなのか、アートシーンでも、プロダクトにしても、立方体をユニットとしたアイデアって、たくさんありますよね。
パズルの世界も同じようですが、市販品って意外と少ないのです。

個人が趣味で作ったり、作家が試作したりする場合でも、やっぱり主流はキューブ材を貼り付ける方法でしょう。レゴなどを利用する方法もありますが、ちょっと面倒。

ところが、そういった思いを形にする人はいるもので、まさに立方体をユニットとするブロックがあるのです。以前から製品化されていて、最近になって日本でも関係筋から広がりつつあるのが、こちら。

LiveCube
http://www.livecubeshop.com/

パズラボさんが2009年、日本での輸入代理店として販売を開始して以来、とくに愛好家の間では重宝がられているようです。

その構造は初心者にもわかりやすく、ピンを合わせるだけ。二種類あるブロックを使い分けるのがミソで、枝分かれも自由に作れます。ただし、キューブ1個だけのピースは作れないようですよ。

もっと以前から国内で販売されていたものとしては、2007年に販売を開始した、学研さんの「フリーキューブ」というシリーズ。
こちらは非常に単純な、凹凸を合わせるだけのマッチングでした。

で、この構造に少しひねりを利かせた、もっとパズル向けのブロックがあるのです。まだ国内では見かけませんが、アメリカ発の独特なブロック。

DBOX
http://www.dboxpuzzle.com/

公式サイトの解説ページによると、その構成は「ピン1本+穴が5個」と「穴だけ」の二種類のみ。接合した後に回転させて固定する方式です。
これにより、Livecubeでは無理だった、キューブ1個だけのピースも作成が可能になりました。さすが、考えましたね。

しかし、回転が必須となると、位置によっては接合できないケースもありそうな予感。平行移動だけで接合できるLivecubeにその問題はなさそうで、まさに一長一短。あっちを立てれば、こっちが立たず。

とまぁ、なかなか奥が深い、立方体のブロックたち。今後も、新たなアイデアの登場が期待されますね。

(via Thorleif's SOMA NEWS letter)

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