2012/05/28

三色の光で変わる絵画


複雑に重なった、難しそうな絵画。
そんな偏った見方を、もっと偏らせてみると?

ミラノを拠点に活動するcarnovskyは、アーティストとデザイナーのユニット。
彼らの「RGB」はタイトルどおり、色の特性を効果的に利用しているのです。

RGB
http://www.carnovsky.com/RGB.htm

描画そのものはCMYの重ね合わせ。で、これを光に関係させるところがミソ。
実は、この絵にRGBの単色光を当てると、特定の図柄だけが浮かび上がるのです。補色の関係を上手に利用しているわけですね。

実際の展示では壁画のように描いておき、壁面に強い単色光を当てるそうで、モチーフの妖しさと相まって、かなり不思議な空間になっています。

色眼鏡で見る、なんて表現を思い出すのは日本人だけかもしれませんが、まさに色眼鏡で区別して見ながら、その切り替わりの芸当を味わいたい。

carnovsky
http://www.carnovsky.com/

(via DesignWorks)

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。