2011/09/29

オランダ発のシリンダー迷路が再登場 | Dael ‘O Ring


黒い棒状の本体に、カラフルな長めのリング。
実は、このリングの内側が迷路になっていて、うまく回転・スライドさせていくと、片方の端から外すことができるのです。

この「デロリング」(De Dael ‘O Ring)は、オランダのDael 'O Ring Toysが2010年に発表したもので、全6種類のうち、現時点でのリリースはイエローとオレンジのみ。日本では代理店が販売していて、日本版のサイトも立ち上げられています。

ところで、この前身に「ドーロリント」(Dool ‘O Rinth)という同タイプのシリンダー迷路がありました。見た目は少し異なりますが、ラインナップは同じ色味の6種類。ところが、製造ミスによる機能不良からリングをリセットできないことが発覚し、結果的には商品も姿を消してしまいました。この詳細は公式サイトにおいて、反省と共に語られています。

それから15年後、リニューアルして登場したヨーロッパでは話題になり、こうして日本にも上陸しています。このダイダロスの名をもらった新作の展開に、注目が集まるところですね。

さて、シリンダー迷路というと、すでに日本では「DRAM 25」がPクリエーションからリリースされています。こちらは本体に溝が刻まれた、とても見通しのよい設計です。さらに類似のものでは、OskarがShapeways上で発表した「Cooksey Maze」や、完全オリジナルの「Cooksey Tribute」シリーズもありました。

その一方、デロリングはリングを外さなければ溝が見えない構造で、そのブラックボックス感が新鮮と言えるかもしれません。
また、広告の面では「デロリングソング」なるテーマソングも制作されているあたり、色々と前例がありそうで無さそうな、独特の存在感を感じます。

De Dael 'O Ring
http://www.daeloring.com/

(via 葉樹林日記)

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