2012年、ニューヨークはマンハッタンにThe Museum of Mathematicsというミュージアムがオープンするそうです。愛称はMOMATH。すでに公式サイトが立ち上げられています。
ここのChief of Content（企画部長？）に迎えられたのは、多面体を始めとする造形作品や、パズル方面では「FIRE」の作者として知られる、George Hart。この9月から大学教員の職を離れ、完全にミュージアムの運営に携わるようで、今後の活躍が期待されます。
ところで、今回のオープンは、ニューヨーク州の南東、ロングアイランドにあるGoudreau Museumの閉館に伴うもの。
このミュージアムは小規模ながら、数学やパズルなどをメインに据えて1980年に開館し、惜しくも2006年に閉館しています。もし現存していたら、ちょうど今年で30年目になるはずでした。
そのコレクションと意志を受け継いで進化させたのが、今回のMOMATHなのですね。この閉館を巡る顛末は、MOMATHにも解説があります。
ちなみに、2006年というと、インディアナ大学のLilly Libraryにおいて、パズルのミュージアムであるSlocum Puzzle Roomがオープンした年。
これは単なる偶然の一致ですが、新たなパズル・ミュージアムの誕生が日本でも起きると面白いですね。
The Museum of Mathematics (MOMATH)
http://momath.org/
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