2012/02/18

錯視図形をプロダクト化 | Ángulos


不思議な感じのする図形。
その不思議なカタチを取り込んだ、また別のカタチ。

平面の絵として楽しむことの多い錯視図形は、たまに立体作品として再構成されることがありますよね。
それを一気にプロダクトとして落とし込んだのが、スペインのCuatro Cuatrosによる「Ángulos」というシリーズ。

このÁngulosは英語のAnglesに対応するようで、すべて角度の大きさがネーミングになっています。
たとえば、こんな錯視図形から。

180º
http://www.cuatrocuatros.com/index.php?/proyectos/180/

平行線が乱れて見える「カフェウォール錯視」が多目的の棚になりました。部品はモジュール設計されているのだとか。
次はインテリアの部類に入る、こんなアイテムです。

90º
http://www.cuatrocuatros.com/index.php?/proyectos/90/

これは有名な「ペンローズの三角形」がモチーフ。花瓶になってしまったけど、ちょっと安易かも。
さらに、次の角度もやっぱり棚です。

30º
http://www.cuatrocuatros.com/index.php?/proyectos/30/

これは「ザンダー錯視」と呼ばれているものだそう。実は仕切り板の長さが同じ、という錯視の要素が機能面にも絡んできます。
最後は、まっ平らのこんなアイテム。


http://www.cuatrocuatros.com/index.php?/proyectos/0/

こちらは「ツェルナー錯視」というそうで、今度は模様としてカーペットに変身。敷いて使えば、遠近感とあいまって、不思議な効果も足されるのかな。

どんな錯視図形をチョイスするか、それをどうアレンジするか、実際なかなか難しい面もあります。
しかし、プロダクトのアイデア源として錯視を利用するのは、面白い試みですね。続編に期待しましょう。

(via Mighty Optical Illusion)

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