2012/02/06

16地点の光景を探すパズル | Spatial Representation Puzzle


居場所が変われば、景色も変わる。
それなら、景色から居場所を特定できるかな。

正八角形の盤に、八ツ橋のようなピースが16枚。
シカゴで建築家をされている、Christine Marriottさんによる「Spatial Representation Puzzle」は、空間認識のマッチングパズルです。

中央に置かれるピースには、何らかの物体群を見下ろした図が描かれていて、それを取り囲む4ピースには各点から見える光景が収められています。
そこで問題になるのが、空所になっている16の景色。

Spatial Representation Puzzle
http://www.etsy.com/listing/88619617/

空間的な配置を正しく認識できれば、もちろん簡単。でも、常人には紛らわしいので、パズルとして成立するのですね。
よくよく写真を見ると、ピースの形も一様ではないから、ジグソーパズルのような性質も帯びるはず。

この作品はEtsyで販売されていますが、同じ盤で違うピースのセットも用意されていますよ。こちらは、もっと建築的なパターンですが、やっぱり線画なので紛らわしいこと、この上なし。

Puzzle Set: Planes 1
http://www.etsy.com/listing/88621327/

冷静に考えれば、どちらも正しい場所に正しいピースを入れれば良いだけ。なのに、どこか不思議な雰囲気です。

普通のマッチングと違って、ピースどうしは無関係。あくまで中央にあるピース(物体群)との関係だけが問題になるのに、盤とは形状マッチングの要素が絡む複雑さ。ちょっと知能検査っぽいかも。

知能検査といえば、それらしい問題として、平面図から立体を想像させるものがありますよね。こちらは逆に、立体を平面に押しつぶしてピース化したもの。
にしても、このクールさは何だろう。

(via pzl3)

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